制度融資を利用する場合は、融資の申し込みをする金融機関として、日本政策金融公庫の融資を利用する場合は、引落用の口座として利用する金融機関として、どこかの金融機関を選択する必要があります。

このブログを見て頂いている、これから創業するというみなさまは、どちらの金融機関を利用しようと考えていますか？

多くの方は、いろいろな駅前にATMがあっていつも便利に利用している都市銀行をぱっと思い浮かべるのではないでしょうか？

もしくは、銀行といったらいわゆるメガバンクといわれるところしか思い浮かばないよという方もいらっしゃるかもしれません。

でもこのメガバンク、融資も取り扱っていますが、メインの顧客は大企業です。

これから事業を始められるあなたは、ようやくスタート地点に立つか立たないかといった地点にいるまだまだ小さな存在で、融資を受けようとしている金額も大企業とは比べ物にならないくらい小さいです。

そんなあなたがメガバンクに行ってお金を貸してくださいといったらどうでしょうか。

半沢直樹の世界ではないですが、メガバンクの融資担当者は大口の融資に力をいれています。

運よく融資を受けられることもありますが、親身に継続的に相談にのってもらえるかと言ったら厳しいといわざるを得ないでしょう。

では、どこに行けばいいのかというと、あなたが開業しようとしている地域にある信用金庫、信用組合といったところが、お勧めです。

これらの金融機関は、営業範囲も狭いことから地域密着で活動をしています。

渉外担当者も常に新規の口座開設をしてもらえる事業者を探していますので、これから事業を始めるみなさまにも熱心に相談にのって頂ける可能性が非常に高いです。

ということで、創業したてなど事業の規模の小さいうちは地域密着の信用金庫、信用組合などとお付き合いしておいた方が、事業を始めた後の追加の融資も含めて有利になる場合が多いです。

制度融資の申込み、日本政策金融公庫の融資の引き落とし口座として利用するのは信用金庫や信用組合にし、売上代金の受取口座など対外的に公開する口座は都市銀行に持っておくといった使い分けもお勧めです。

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